「子どもは1人のほうがお金がかからない」
これは半分正しくて、半分間違っています。
確かに人数が増えれば、教育費や生活費は増えていきます。
しかし、実際に子ども3人の家庭で生活してみて感じたのは、単なる支出増ではありませんでした。
お金の使い方そのものが変わるのです。
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5人家族、年926万円のリアル
我が家は5人家族(大人2人+子ども3人)。
昨年度1年間の支出をすべて集計すると、約926万円でした。
内訳は大きく以下の通りです。
- 住宅・固定費:約400万円
- 教育費:約120万円(※今後さらに増加予定)
- レジャー・体験:約80万円
- 車関連:約60万円
- その他(日用品・ふるさと納税など):約260万円
いわゆる「浪費」ではなく、意図的に使っている支出がほとんどです。
それでも感じるのは、
「簡単には増やせない」という感覚でした。
1つの判断が3倍になる
子どもが3人になると、意思決定の重みが一気に変わります。
例えば塾。
1人なら月10万円でも、「頑張るか」と思えるラインです。
しかし3人になると、それは月30万円になります。
習い事も同様です。
- 英語:1万円 → 3万円
- スポーツ:1万円 → 3万円
つまり、「とりあえずやる」が成立しなくなるのです。
鉄緑会に入れるか?が「戦略判断」になる
例えば、最難関校向けの塾として有名な鉄緑会。
子ども1人なら、こう考えがちです。
- せっかくだし入れてみるか
- 可能性を広げたい
しかし3人いると、判断は変わります。
- 本当に必要か?
- 他の子とのバランスは?
- 総額いくらになる?
これは単なる節約ではなく、
完全に「投資判断」です。
家計にROI(投資対効果)の視点が入る
子ども1人のときは、感情ベースの判断が多くなります。
- やらせてあげたい
- 機会損失させたくない
ですが3人になると、自然とこうなります。
- 費用に対して効果はあるか?
- 優先順位は高いか?
- 他の選択肢より合理的か?
つまり、家計にROIの概念が強制的に導入されるのです。
無駄な支出は「削る」のではなく「残らない」
面白いのはここです。
子ども3人になると、節約を頑張るというより、
無駄な支出が自然と残らなくなる。
- なんとなく続けている習い事
- 惰性で通っている塾
- 効果の薄い課金
こういった支出は、維持できなくなります。
結果として残るのは、
「本当に価値があるもの」だけです。
子ども3人は「家計を経営させる装置」
ここまでを一言でまとめます。
子どもが増えるとお金が足りなくなるのではない。
考えずに使う余地がなくなる。
これは厳しさでもありますが、同時に大きなメリットでもあります。
家計の精度が、一気に上がるからです。
結論:支出ではなく「意思決定の質」がすべて
子どもが3人いると、確かに支出は増えます。
しかし本質はそこではありません。
どこに、どれだけ使うか
その判断の質が問われるようになります。
そしてその経験は、資産形成にも確実に効いてきます。


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