先日、スーパーで買い物をしていたときのこと。ちょっとした出来事に、昔の記憶がフラッシュバックするような体験をしました。
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レジにいたのは子どもだけ
レジで会計をしようと並んでいると、僕の前に小さな子どもがひとり、カートと一緒に立っていました。すぐに順番が来そうなのに親の姿が見えません。レジ係も戸惑い気味。
20秒ほどして、ようやく太った親が現れました。でも一言の謝罪もなし。
「あぁ、この時点でヤバい親だな」と直感で思いました。
機械トラブルと店内に響く怒声
レジ打ちが終わり、セルフ精算機へ。ここで機械のトラブルが発生。僕は隣の精算機を使っていたのでスムーズに済みましたが、親子の方は支払いができず、店員が対応していました。
その最中、子どもがカートのままレジ前を塞いでいたのを見かねて、レジ係が「少し下がってくださいね」と注意。
すると親がブチ切れました。
「なんだよ、おれが悪いみたいに言うなよ!俺じゃねぇよ!この野郎!」
店内に響き渡る声。明らかに“理不尽な怒り”を店員にぶつけている。
僕はその場から物理的に距離をとりました。ヤバいやつとは関わらない。これが一番です。
よみがえった「カツアゲされたときの感覚」
でも、その怒鳴り声を聞いた瞬間、僕の身体は反応していました。
昔、カツアゲされたときの「ゾワッとした感じ」が戻ってきたのです。
誰かが怒鳴られている、理不尽な力で支配しようとしている、そういう場面は、ただ見ているだけでも心に傷を残します。
「自分が店員だったら」と考えてみた
もし自分がその店員の立場だったら、どうするだろう。そう思いました。
きっと、淡々と「申し訳ありません」と受け答えをしながらも、相手の感情には巻き込まれないように気をつける。
それでも怒りがエスカレートして暴言や脅しになったら、上司を呼び、最終的には出禁か警察対応。
今ならそうできる。けれど、あの場にいた若い店員さんの不安そうな顔を思い出すと、胸が痛くなります。
モンスターと関わらないためにできること
人生には、どうしても“関わりたくない人”が一定数存在します。
怒鳴る親、不機嫌をまき散らす人、理屈が通じない人……。
僕は、彼らを見たら距離を取るようにしています。
でも、それでも完全には避けきれない。
だからこそ、「関わらない力」と「冷静な判断力」を持つことが大切なんだなと、あらためて感じた出来事でした。