「4億円を渡してもしつこいとわれる与沢翼さんを見て、ふと自分のことを思った」

最近、与沢翼さんの離婚報道が話題になっていました。
3人の子どもの親権を元奥さまに託し、4億円という多額の金銭的支援も行ったそうです。
それでもなお「しつこい」と言われていることに、なんとも言えない切なさを感じました。

もちろん、夫婦のことは外からはわかりませんし、報道に出ない背景もあると思います。
でもあのニュースを見たとき、自分自身のことが頭をよぎりました。


■ 数年の関係と4億円という“結果”

与沢さんのケースは、極端なようでいて、
「関係性の中で誰が何を得て、何を失ったのか」という点では、
とてもリアルな問題を含んでいると感じました。

数年の夫婦関係の末に、3人の子ども、そして4億円という資産を元パートナーが得た――
そのこと自体に良し悪しはありません。
でも、現実問題として、「相当な資産移転だな」と感じたのも事実です。

僕はといえば、年収1500万円ほどで日々働きながら、
家族と過ごす時間をやりくりしています。
休みの日は子どもの予定を優先し、平日は残業もありながら家族を支える生活。
大変だけど、嫌いではありません。

ただ、どこかでこう思ってしまうのです。
「数年の関係で得られる4億円。もし逆の立場なら、僕はたぶん我慢できると思う」
…と。


■ 僕の家庭の話

我が家では、妻がパート勤務で家のことを多く引き受けてくれています。
感謝しているし、頭が上がらない日もあります。

でも時々、「こうしてほしい」「これじゃ困る」といった言葉に
ちょっと傷ついたり、しゅんとした気持ちになる日もあります。
言い返すでもなく、黙ってやるけど、
心のどこかで「今の自分は、ちゃんと家族の中で認められてるのかな」と
立ち止まってしまうこともあるんです。


■ 家族がすべての自分と、社会につながる妻

ふと気づいたのですが、
僕には“家族以外の居場所”があまりありません。
仕事を最優先にしてきた分、友人関係や地域とのつながりは希薄で、
もし今、家族との関係が崩れたら、自分に残るものが少ないかもしれない――
そんな漠然とした不安を抱えることもあります。

一方で、妻には地元の友だちやママ友がいて、
家庭と並行して、人生を柔らかく広げているように見えます。
それはとても素敵なことだし、尊敬もしています。

でも、ほんの少しだけ、**“その世界に自分はいない”**という寂しさも感じたりします。


■ 与沢翼さんの姿に重なった部分

4億円という資産を支払い、親権も託し、
それでもなお「しつこい」と受け取られてしまう与沢さん。

もしかしたら、あの人も
「もっと感謝されたい」
「自分の思いが伝わってほしい」
そう願っていただけなのかもしれないな――と。

それが、周囲からは“未練”や“重さ”に映ってしまったのだとしたら、
そのズレはとても切ないと思いました。


■ 最後に

この記事は、誰かを批判したいわけでも、正しさを決めたいわけでもありません。

ただ、家族のために頑張っている人間にも、
ときには「ありがとう」と言ってもらえるだけで、
もう少し踏ん張れる、そんな日もあるんじゃないかと感じたのです。

少しでも、同じように思っている方に届けばうれしいです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA